『スキージャンプ・ペア〜Road to TORINO 2006〜』



【ストーリー】
物理学者・原田は発見した「ランデブー理論」を立証するため、息子たちの力を借りて、人類初の有人スキージャンプ・ペアの飛行を成功させる。やがて博士や息子たちの懸命のアピールにより、ペアジャンプは国際スキージャンプ連盟の正式競技として認められる。ワールドカップでの原田兄弟ペアの優勝を見届けるようにして、博士は死去。そして各国の選手たちによる、アクロバッティングな飛行による「離れ技」の時代がやってきた。


ご存知、真島理一郎氏のCG作品、『スキージャンプ・ペア』の半実写化映画。ドキュメンタリー調で、ドキュメント部分が実写、ジャンプシーンがCG。一言で言うと、まさに愛すべき馬鹿映画。CGシーンが素晴らしいのはある意味当たり前(特に実況と解説!)だが、実写シーンもなかなか。作りが完全にNHKなどで作られているドキュメントのパロディになっていて、おもわず「あるある」と肯いてしまうこと間違いなし。もともとのスキージャンプ・ペアもそうだが、やはり“一見”真面目に馬鹿をやるというのは強い、と感じさせる作品でした。そういう意味では、原作のニュアンスというか、空気を忠実に再現できている。原作好きに人は是非観に行ってもらいたい。