ストーカー殺人事件

今日はシネマつかしんという所で『オペラ座の怪人』を見てきました。


オペラ座の怪人 通常版 [DVD]
音楽・造形・色彩などにどことなく漂う妖しさ(……歎美さ? どことなくグロテスクでもあるが)は凄く好きなんだが、純粋に映画としてみるなら今一つでありました。
ある意味当然ですがストーリーはありきたりで、新鮮味がありませんし、シーンにも無駄が多い。多分歌の量を削って一時間半くらいにしておけばもう少しテンポが良かったと思うのだけれども。あとシーンシーンのつなぎが下手。
あと全く個人的な趣向なんだが、クリスティーヌとファントムがどうも好きになれないというのがある。クリスティーヌはただの嫌な女にしか見えんし、ファントムは足長おじさんを気取るストーカー。醜い顔による悲惨な過去も『エレファントマン』見た後だとインパクトが薄くて、あの程度ではさほど同情できない。


オペラとしてみるならまた別なんだろうけどね。


あ、オープニングと剣戟シーンでのファントムのマントの翻し方は好きです。