骨まで愛して

 試験関連で死の儀礼について調べてる最中に思い出したんですが、子供の頃に「火葬の骨上げの時に故人のお骨を噛むと丈夫に育つんだよ(意訳)」というようなことを聞いたことを思い出しました。これって多分「骨噛み」のことを言ってるんだと思うんですけど、誰に聞いたのかが分からない。

日本の九州地方に残る「骨噛み」
カニバリズム - Wikipediaより)

と地域が違うし、親に聞いてもそんな風習は無いといわれましたし。時系列を考えると曾祖母の葬式のときだと思うんだけど、実際にやってるならともかく、いたいけな子供(当時)にする話じゃないと思うんですが。まぁ、

お骨を食べる社会文化的儀礼としてのカニバリズムは全国に広く残っている。

ともあるので、無いともいえませんが。なんといっても曾祖母の同世代の人といったら、それこそ明治生まれあたりでしたし、しかも田舎。今度地元に帰ったときにでも、ちょっと調べてみようかんね。
 あ、そういえば欧米人にとって骨上げ自体がとても恐ろしいものに感じられるらしいですね。日本的な埋葬儀礼全体に対するものなのか、単に箸という食事の道具で行うのが駄目なのかどちらなのだろうか。