すねこすりは入ってなかったよ

《河童》や《天狗》、《鬼》など昔話によく出てくる登場人物も、妖怪の一種として伝えられている地域があるようです。17位の《人魚》はアンデルセン童話でもおなじみで西洋の伝説と思われがちですが、実は日本にもその伝説が残っています。人魚伝説は沖縄周辺で多く語り継がれていて、津波が来ることを教えてくれたり、人魚を捕まえて食べようとした人の家を津波が襲ったりしたり、といったパターンが多いようです。

 河童や天狗が、妖怪じゃないなんて話しは初めて聞いたんだが……。いや、まぁ確かに神様の一種ではあるんだろうが。それに日本の人魚伝説は、八百比丘尼の例を引くまでも無く日本海沿岸がメインなんじゃ? 沖縄にも話は多いけど、知名度からすると段違いでは。
 ランキング自体も貧乏神が妖怪に入ってたり(神なんじゃ?)、固有名詞と種族名がごっちゃになってたりして微妙。酒呑童子のような固有名詞がOKなら鬼太郎がはいってないのはどうなんだ。


参考:国際日本文化研究センター | 怪異・妖怪伝承データベース


鳥山石燕画図百鬼夜行』より『人魚』