『かまいたちの夜2』クリア、各篇感想。



わらべ唄篇
メインの推理篇。謎解き自体は最後まで進めれば簡単に解けるようになっている。一回最後まで進んだ後、他エンドのためにやり直してみると、ゲーム画面のあちらこちらにきちんとヒントが散りばめられている事に驚く。流石というべきか。
お気に入りEDは延々階段を下りていく『頼むぞ、我が弟子』


底蟲村篇
こういうパワーで押していく伝奇風味大好き。オーラスは当然怪獣大決戦。エピローグは作中屈指の美しさ。贔屓入ってるけど。
同じような終わり方の作品があったなぁと思ったらあれだ、沙耶の唄


――――それは、世界を侵す愛


陰陽篇
底蟲村篇を動の伝奇ホラーとすると、こちらは静の伝奇ホラー。水準以上のシナリオではあるんだが、底蟲村篇の後にやると、どうしてもパワー不足を感じる上、多分にプレイヤー置いてきぼり感が漂う。それは知識の上でも展開的にも。


サイキック篇
まぁ、オーソドックスな超能力物。超能力者と彼らを作った組織と。


わらび唄篇
本編パロディ。あの終わり方はどうかと思う。


官能篇
名前で判断せよ。というか、なんとエンディング数的には男×男が半数近くを占めるという魔境!


僕の青春篇
生涯現役。流れ自体は悪くないが、あのCGはどうよ。


僕の恋愛篇
コメント不能。はぁさいで、としか言いようが無い。


妄想篇
妄想篇の名に相応しい、ドロドログチャグチャのサイコホラー。こういうの嫌いじゃない。


知らず周の夢に胡蝶と為れるか、胡蝶の夢に周と為れるか。


洞窟探検篇
微妙。探検物としても謎解き物としても中途半端にすぎる。


惨殺篇
惨たらしく殺すと書いて惨殺。作中最多の動作量と血液量。ED間際の幾つかのシーンやスタッフロールにある、夕日を背にしたシーンの絵は秀逸。キスシーンもいいが、ただ一人歩いていく方もよし。