借り本・買い本

小説ドン・キホーテセルバンテス牛島信明
岩波少年文庫版。これの訳が一番面白そうだったので。
評論ナボコフドン・キホーテ講義』ウラジーミル・ナボコフ/行方昭夫・河島弘
世界の文学―スペインの文学でみた『ラ・マンチャの男』があまりに素晴らしかったので借りた、「憂い顔の騎士」ことドン・キホーテ関連本。ナボコフ氏は『ロリータ』で有名な作家。ロシア人というイメージが強いけど、『ロリータ』を書いたのは実はアメリカ移住後。まあ、読んだことはないわけですが。
映画自体はドン・キホーテの冒険の著者であるミゲル・デ・セルバンテスと、彼演じるドン・キホーテを、交互に映し出すという手法で(……『千年女優』方式と言ったら分るだろうか)見事に一体化させている。ラストの「見果てぬ夢」の合唱では、授業でみているのにもかかわらず思わず涙しかけた。あ、言い忘れましたけど、ミュージカルです。

ラ・マンチャの男 [DVD]

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小説よだかの星宮沢賢治・作/赤羽末吉・画
ドン・キホーテの隣にあったのでつい。表題作を含め、全七作の短編集。